泥の中から見上げた星は光っていた

二人の囚人が鉄格子から外を眺めた。 一人は泥を見た。一人は星を見た。

母と宗教と私 母がハマっている宗教について

こんにちは。シマです。

最近自分がアダルトチルドレンではないかと気付きました。

このブログは心の整理のために、毒親の母との思い出や出来事を書いています。

 

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毒親と宗教について 母が信仰している宗教

 

うちの母はとある新興宗教を信仰しています。

 

 

母は私が赤ちゃんの頃、知人の紹介でとある宗教に入信しました。
有名ではないのですが仏教を元にした新興宗教です。

 

毎日1時間ほどのお祈りと、
週末にお堂に集まってお祈りする日、
年に何度か総本山に行ってお祈りする日がありました。

 

その新興宗教では偉い人が

「元となった宗派から正式に分離した伝統のある仏教」と語っており、

宗教の名前もそれらしい名前のため、

母は自分が新興宗教を信仰しているとは思っていません。

 

ただ、仏教とは名乗っていますが

やっていることは完全な霊視商法だったと思います。

 

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先生の指輪とかネックレスの宝石がえげつなかった記憶。

教祖と別に、●●先生と呼ばれる女性がおり


その女性に信徒がみんなの前で悩み事を相談し
「あなたの親族はあなたの供養が足りないのが原因で○○地獄に落ちていて、
その苦しみが悩み事を引き起こしている」と
何か悪いことがあれば、「水子や先祖などの供養が足りないせい」として
お祈りを申し込ませるような霊感商法を行っていました。

 

 

母がこの宗教に出会ったのは私が1歳になる前だそうで、

知人に紹介されたそうです。

1人で初めての子供を育て、身も心も疲れきっていたであろう母は

そこからズブズブにこの宗教にのめり込んでしまいました。

 

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水子とか親とか本人が気にしているところを食い物にする宗教


 

母が初めて宗教の総本山に赤ちゃんだった私を連れて行った時、
そこの偉い人に
「この子をもうちょっと連れてくるのが遅かったら死んでいる所だった」

と言われた事を信じ込んでおり、
「あなたが生きているのは○○様のおかげなのよ」

「あなたは○○様に助けてもらったのよ」
と私が子供だった頃、母はしょっちゅう言っていました。

 

 

月に1人1つお守りを購入するほか、
先祖供養や水子供養などで月命日ごとに祈願料を払って祈願してもらったり、
生前戒名をもらえる2週間ほどの合宿に参加したりと
はっきりしませんがかなりの金額を使っていたように思います。

 

 

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お守りの謎ルール

ちなみに、お守りには「水に濡らしてはいけない」という謎ルールがあり

濡らしてしまうと買い直しになりました。

確か1つ2000円近くするのにアンパンマンばりの弱さ。

 

 

「この宗教に出会えたあなた達は幸せで、

この宗教に入っていない人は死後地獄に落ちてしまう」と

いつもこの宗教の偉い人は言っていました。

 

信者の人はみなこの選民思考にどっぷりで、
この宗教に出会えた私は特別なのだ、と思っていたように思います。

そして、家族を救うためにも大事な人も宗教に入れなくてはいけないと。

 

祖父(母の実父)は私が生まれる少し前になくなっていたのですが

「お骨をこの宗教の総本山に預けたい!」と母が聞かず

私が小学校高学年になるまでかなり揉めたようです。

 

 

 私が物心がつく前から、母はこの宗教にどっぷりだったので

私も小学校の頃にある出来事が起きるまでは

自然にこの宗教を信じていました。

 

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小学生の頃の疑問

 

決して多くはない信徒数に対して、

「この宗教を信じていない人は地獄に行く」ということは

ほぼ全ての人が地獄に行くんだよなぁ・・・?

地獄ってそんなに広いんだろうか?

っていう疑問はありましたが。

 

それでも、周りの大人が

「シマちゃんは子供なのにちゃんとお祈りして偉いね!」と褒めてくれたり、

「子供の時から●●教に入れるなんて、シマちゃんは守られているね」と

言われたりと、悪い気はしていませんでした。

 

それどころか、

「同じ小学校のクラスの子達はこの宗教に入っていないから、私以外はみんな地獄行きなんだ。私は特別なんだ」という謎の優越感を持っていました。

 

それに、学校では宗教の話などしたことがないので

毎日朝晩1時間のお祈りをすることや毎週末にお寺にいくことが

普通の家庭と比べてかなり宗教に熱心だということを知りませんでした。

 

 

宗教について説明だけで長くなってしまったので、

私がこの宗教に疑問を持つようになった出来事については

また別の機会に書きたいと思います。

 

 

 

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